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ツールド北海道本戦第4ステージ

9/8/2016

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いよいよ最終日、前日よりも山がポイントになるだろう(選抜チーム的には必ず乗り切らなければならない)ということで200kmを超えるロードレースにも関わらず北海道チームはスタート1時間前くらいからローラーに乗ってウォーミングアップを行った。スタートは必ず最前列に並ぶ。パレード走行中にパンクした選手がのんびりタイヤ交換をしていたおかげで、リアルスタートがだいぶ引き伸ばされて登りの入り口からになった。前日はそこからどんどんアタックが掛かって行ってハイペースだったのだが、3日目だから?集団の動きが鈍い。あれ?このまま逃げはすぐ決まっちゃう感じなのかな?と一瞬思ってしまったくらい。
これが良くなかった。若干スローペース気味なのをいいことにほんの少しアタックに便乗していると、自分が回復する前にクライマー体型の選手が集団を牽いているのが見えた。完全に目論み失敗である。クライマーでもなければ余裕を持っって走っていたわけではなかったのだが、何かしたかったのだ。ペースが落ち着いてくれることを祈りつつゲートを超える、道が細くなり若干勾配がきつくなるところで自分もきつくなる。じわじわ離されながらテンポに切り替え下りでの集団復帰を目指して我慢我慢。幸い?遅れていた他の選手たちとも合流できローテーションをしながら前を追う。アップダウン区間を超えてニセコ町を過ぎてもまだ追いつけなかったが、逃げが決まって一気にスローダウンした集団は時速20kmくらいまで速度を落としており、その後間もなく、なんとか追いつくことができた。
ここからは洞爺湖を抜けるまでずっとサイクリングだった。チームレースができるレベルになると計画的に減速したりしてレースを組み立てるので、このような中抜けの消化時間がある。その分追い始めると集団が緩むことはほぼ無い。(少なくとも今年のレースはそうだった)
集団内の位置取りはチーム総合順位も関係していて、北海道チームはいつも集団最後尾付近に追いやられるのが悲しいところ。来年のリベンジ目標の一つにしたい。そんな最後尾は集団の中でもペースの上がり下がりが激しく、消耗は他より大きい。トップレースともなるとそんなこともありながらレースが行なわれている。
タイム差が10分を超えるような展開になってしまったので、集団の追い上げはセオリー通り100kmを過ぎたあたりから始まった。というわけで洞爺湖を超えてから最後の勝負所の支笏湖の入り口までは終始40km/hは下回らないような展開に。
千切れるほどではないけれどじわじわ脚にくる感じで先行きに不安を感じる。
ずっと集団内で耐えているだけだったが、あっという間に時間が過ぎた。
途中雨が降り始め美笛峠の下りの路面は完全にウェット。転ぶことだけは絶対にしたく無いので慎重に。難しい下りではないのだが、路面が悪く所々に穴があいていて嫌な下りだった。
下りきると支笏湖の湖畔沿いを走る。この辺りで補給に下がるべきだった。この日の反省点。集団のペースは早いが安定しており、振り返ってみるとこのタイミングが補給の最終タイミングだった。しかし、車列のほぼ最後尾にいる我が北海道地域選抜のチームカーは呼んでから上がってくるまでにかなり時間がかかる。悩んでいるうちに支笏湖の登り口が近づいていた。集団のペースを考えるともう呼んでも登り口まで間に合わなさそうだった。補給を諦めることに。というかこの文章を書いている間に思い出したのだが、実は色々あってうちのチームカーは呼んでも来ないところを走っていたので結果オーライ。(その頃集団後方では某M選手のハンガーノックとのドラマチックな戦いが繰り広げられていた)
湖畔沿いに入る。登り口でペースアップがあることは明確であったのであとは位置取りを意識して残りの平坦を走る。100名に満たない小さい集団ではあるが、わざわざ後方から強い選手たちを追いかける必要はないので​できる限り先頭に近い位置で登り口に入ることがテーマ。どのチームも登りを意識した走りをするだろうと思って走っていたのだが、結局後方から上がっていく選手はほぼいなかった。自分は、期待の若手拳選手を引き連れ最後尾からスルスルと前を目指す。登りに向けては本当に何も起きなかったので何の苦労もなく前方まで来ることができた。
出来る限り先頭集団について行きたかったが、今の自分には厳しかった。。。
拳選手がメイン集団の前方に位置しているのを確認してからはマイペースに切り替えゴールに向けて走った。真駒内公園までの下り区間はレースの途中にも関わらず目の前にダンプカーが現れるというハプニングもあったが、大きな道路(しかも普段走り慣れた道路)を走り抜けるのはとても気持ちの良いもので、遅れた集団での出来事ではあったが、最終日にしてレースを一番楽しめていた。
第4ステージ
56位/68位(+10分9秒)

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    Kazuya Kumasaka

    雄大な自然と表情豊かな四季を持つ北海道を拠点に活動中。ライディングテクニックなどのセミナーやオーダーメイドのポジショニングサービスを提案。
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    本場ヨーロッパで行われてきた文化的な観点なども含め皆様のサイクリングライフが豊かになる情報を発信していきます。
    photo by Yasuyuki Shimanuki

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