冬の寒さ以外にも色々な厳しさがギュッと凝縮された今回の200kmブルベ。
個人的にもこの手の厳しさを自転車で体感するのは、初めて?久しぶり?でした! 何と言ってもこの日のハイライトは予報ハズレの雨。。。 ただでさえすでに寒い北海道、本当にやばいことになりますね。 前半にある峠区間に入るところで電光掲示板に表記されていた気温はなんと3℃。 路肩には雪が積もっておりました。 もちろんしっかり防寒をしていて、晴れであればそれほどのことではないのです。僕は寒がりなのでインナーを3枚、化繊のものとメリノウールのものを着てその上にウィンドストッパーのジャケットという超防寒スタイル。 そんな努力をしていても濡れてしまってはなんの意味もないんだと、、、 そんな天候の中走っている自分は何をしているんだろうかと、、、 そんなこともほんの少しだけ考えてみたり。 逆にエクストリームスポーツに若干憧れが出てきた自分はこんな環境でも漕いでいる!!と自分を鼓舞してみたり。ほんの少しの間寒さや状況の酷さを忘れることができました。笑 そんな気持ちもつかの間、ブルベはチェックポイント通過の証にコンビニ等でストップをしなければならないのですが、止まるとそれはやってきました。 さ、さ、寒い! そうなんですよね。。汗冷えでさらに体温と体力が奪われるという魔のスパイラルです。 もはや汗なのか雨なのかわからない湿気を身に纏いながら、止まることも許されない⁈旅は続きます。 どんどん雨は強くなり、体はこわばり、腕は固まり、震えも止まらず、前進するごとに風を切り、体温は奪われていく! なんという日にブルベ参加を決めてしまったことでしょう! 結局体は約75km地点?(すいません、寒さ以外覚えていません笑)で悲鳴をあげ、自転車を前に進めることができないほどに。。。 ということで、僕の初ブルベはここから始まりました。笑 ガクガク震える自分に対し、「ゴミ袋に穴開けて中に着たら結構暖かいですよ。とりあえず貼るホッカイロ買いましょう。」 ブルベ大先輩のTさんと一緒に走っていたことで救われました。 とっても暖かいお言葉でパワーを注入して頂き、屋内で少し暖をとりながらいざ再スタート。 リタイヤしても結局自分で帰らなければいけないことには変わらないのこともあり、できるとこなら走りきりたい、走りきらなくては。 サバイバル能力上がりますね。おかげで走りきれました。 ルート後半は路面が乾いていましたが、風がものすごく強くて、終始寒く、この時期の北海道の環境を思う存分感じられる最高のイベントになりました。 ラスト40kmはものすごく短く感じ、市街地に戻ってくると不思議と感慨深いものを覚えながらのゴールでした。 後半100km以降に関しては歯を食いしばってペダルを漕いでいたこと以外本当に覚えていません。笑 とってもいいですね。ブルベ。 子供の頃に戻れる。冒険感覚を覚える。長く自転車に乗っていられる。 他にも良いとこたくさんありますが、レースとは全く別方向の魅力がぎっしり詰まっていました。 来シーズンもさらに長い距離に挑戦して行きたいと思います! 参加者の皆さんお疲れ様でした。また、主催者の皆様もサポートありがとうございました! またよろしくお願いします。
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Kazuya Kumasaka雄大な自然と表情豊かな四季を持つ北海道を拠点に活動中。ライディングテクニックなどのセミナーやオーダーメイドのポジショニングサービスを提案。 アーカイブ
12 月 2019
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